共同出資とは、その名のとおり共同で出資することを言い、この場合、出資者が複数になります。
例えば、友人と出資しあって会社を設立するよう場合は共同出資となります。
共同出資のメリットとしては、
- 資金が集まりやすい
- ネットワークが広がる
- 三人寄れば文殊の知恵
などがありますが、当然デメリットもあります。
共同出資の最大のデメリットしては、やはり会社運営が難しくなるということでしょう。
そもそも、共同出資をするということは、株主が複数になるということです。
株式会社では、株主総会で様々な事柄を決定します。
例えば、取締役を選任・解任したり、定款を変更したり、取締役の報酬を決めたりと、これらすべて株主総会の決議で決める必要があります。
株主が1人であれば、その株主の意向に沿った会社運営ができるのですが、株主が複数になることで、ある程度まとまった意見にならないとこれらの決定ができなくなってしまうのです。
ですから、共同で出資をして株式会社を設立する場合は、後々のことも考えて、自分以外の出資者については、株式割合を低く抑えるとか、議決権制限株式を割り当てるなどの対策をとっておくことをお勧めします。